FX(外国為替)とは、多国間の通貨をやり取りする投資になります。
通常外国為替を利用する時は、海外旅行を行う場合に自国の通貨『日本円』を『ドル』や『ユーロ』の他の通貨に交換します。
それに対して投資としての考えについては、為替差益で利益を狙うということと、あとは『安全資産』という形で投資をする考え方があります。
各国の通貨は信用の元に取引をされ、その国の経済状況等で他国との通貨との関係で価値があがったり下がったりするのです。
ちなみに海外ではFXの事を『FOREX(フォレックス)』と言っています。海外の方にfxと言っても通じません。
安全資産としてFXと投資する。
基本的に日本円は、安全資産として考えられています。
何か世界で戦争が起こったり、スイスフランショックやギリシャショックが発生したりすると、安全資産としての位置付けである円が買われます。
ですが、だから日本円だけ持っていればいいというわけではなくて、日本円のチャートを見ればわかりますように、それは「一時的」であり、為替で他の国との相対関係で、長期的に価格は変動しているのです。
長期で見るドル円動き(週足チャート)
こちらはドル円の週足チャートです。
週足チャートとは、一本のローソク足が1週間の期間の値動きになっているチャートです。
このチャート全体で言えば期間は2004年の相場から2016年までを表しています。
またドル円のチャートなのでドルと円の交換を示しています。
一番値段が下がっている時で、2011年で約76円、値段が一番高い時で、2007年と2016年で123円です。 その差47円
つまり123/76=1.6倍 160%もの上昇を示しています。
これってつまり76万円で日本円でドルを2004年で買えば、2011年に123万円になります。
2011年の相場
2011年は明らかに円高として相場が見られていました。
70円台に入った時に、経済の専門家の間では50円台までと言って本まで出版した専門家もいましたが、結果はそれから上昇し、123円までの高値をつけました。
安全資産として資産をかけるというのは長期で資産を持つ、つまり外貨を持つことなので、小さな値動きは気にしません。ですので、76円が明らかに円高ら買っておいて、50台になったからと言って手放しません。(*損切りは考慮しておきますが)
基本的に長期保有です。
なので、ドルだけでなく、金やその他の通貨もその関係性で適切に分散しておくことが資産を増やすコツなのです。
2007年の高値と2015年の高値の不可思議
実はチャートを見て気づいた方もいるかもしれませんが、2015年に高値の123円をつけたと解説してきましたが、実は2007年でも同じくらいの高値をつけているのです。
「これって偶然!?」
こんなに長期の相場なのに、偶然とも思える同じ水準の高値で値段が下がっているのです。
実は価格の動きは全て偶然といえず、様々な思惑によって動いているのです。
2007年に高値をつけました。その後2015年に同じ水準まで上昇してきました。
この2015年の時に2007年に高値の約123円を受けた価格は「明らかに意識されている」のです。
このような傾向があるから外国為替が投資として成り立つのです。 もし相場の動きが全然予測不可能であれば誰も投資しません。
確率が50%だからです。
ですが、歴史的に見て明らかに高値、安値は素人でも見ることができるし、適切な時に把握して、買っておくだけで、資産を大きく増やすくこともできます。
その時まで待って勉強し始めて、FX操作を覚えるのでは遅いのです。
事前に勉強をしておいて適切な時にスムーズに投資できるようにしておくことが重要なのです。
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